July 11, 2015

なぜ「生活が苦しい人」は何もしないのか?

先週のニュースによると、厚生労働省の国民生活基礎調査で、生活が「苦しい」と感じている世帯の割合は、7月現在で過去最高の62.4%に上ったそうです。

つまり、3人に2人は「生活が苦しい」状態に…。

これを聞いて、有名な経営コンサルタントの方が昔言っていた、「日本人は稼ぐ気が全くないのに、生活が苦しい苦しいと喚いている」という言葉を思い出しました。


その方の意見は、
  • ほとんどの人は、会社からもらった給料がそのまま銀行に行き、それを切り崩して生活することしかしていない。つまり、増やす努力を一切していない。
  • まさか雇われの身で裕福な暮らしが出来るとは思っていないだろうし、銀行の預金金利なんて1年間で昼飯1食分くらいにしかならない事も知っているはず。
  • それを承知で尚そんな暮らしをしているなら、苦しくて当たり前だ。
  • 5000円節約するなら、収入が5000円増えるように努力した方が100倍マシだ。
  • まずは半年や1年間頑張ってお金を貯めて、投資元本を確保すべき。50万円もあれば、そこそこの株が買えるし、その他の投資もできる。1年間死ぬ気で頑張っても50万円すら捻出できないようなら、そんな仕事は明日にでも辞めた方が良い。

という趣旨でした。



少し言い方がきつく、極論過ぎて受け入れ難い人もいるかと思います。
人それぞれの事情もあるでしょう。ただ、総論としては、一理あるように思います。


アベノミクスで政府・日銀が「株を買ってさえくれれば、国が責任持って株価を吊り上げます。だから買ってください」とこれだけ大々的に扇動しても、個人投資家の数は大して増えていません。

いくら株価を吊り上げでも、買うのは外国人投資家ばかり。恩恵が国内に行き渡らず、半分近くが海外に流れてしまっているようです。

僕の周りにも、「株ってなんか怖そう」と言って知ろうとする努力もせずに最初から諦めてしまう人がたくさんいます。マスコミの言う事は疑いもせずにすべて鵜呑みにする癖がついてしまっているので、日経平均の終値しか言わないニュース番組を見て、「今日は暴落だ。だから株は怖い」などと言ってみたりします。

挙句の果てには「株を買える金持ちだけが儲かるようになってる」などと全く見当違いな批判をし出すので残念に思います。



「勤労は美徳」という考え方も障害になっているかもしれません。

上司に怒鳴られながら苦労して稼いだ1万円も、偶然拾った1万円も、投資で稼いだ1万円も、全て価値は同じ。本能的にはそうと分かっているから、プレミアム商品券などの理解しやすいバラマキにはこぞって列を作るのでしょう。

ところが、これが自分が理解できない株・投資の話になった途端に、「お金は汗水垂らして働いて稼ぐべき」と都合の良い口実を口にする人が多いように思います。


勤労を美徳とする国民性は日本の良いところでもありますので、この国民性は失われてほしくない気もします。しかし、現実問題として6割以上の人が生活が苦しいと考えているのであれば、意識改革の時が来ているのかもしれませんね。





No comments:

Post a Comment