October 26, 2011

血迷った警察庁、自転車の歩道通行を禁止。違反は摘発も。

2008年6月施行の改正道交法で、原則として自転車の歩道走行は禁止されましたが、このたび警察庁は取り締まりの強化を各都道府県警に指示したそうです。

暴走自転車による事故が多いのがその理由らしいですが、どうも腑に落ちません。
暴走自転車が車道を走る事になれば、対人ではなく対車の事故が増えるのは明らかです。車道の車線を減らし、自転車専用レーンに充てる事で対応すると言っていますが、地方ならまだしも都市部ではさらなる渋滞が起こる事も明白です。

おそらくヨーロッパの例を参考に上辺だけを真似た為にこのような愚行に走ったのだと思います。そうだとすれば、いかにも役人らしい浅はかな考え…。


僕が住んでいたヨーロッパのとある国は自転車先進国と呼ばれ、学校や親がきちんとした乗り方を教え、曲がる時には自転車でも手で方向指示を出していました。事故の危険性もきちんと習い、その上で自己責任で自転車を運転していました。通勤、通学にも自転車が使用され、どこへ行っても大規模な駐輪場がある、といった風に自転車が生活に根付いているのです。

こういった国の数十年に渡る水面下の努力を見ずして、結果だけを真似しようとするとこのような愚策に至るのですね。

自転車事故を減らすのが真の目的であれば、自転車教育をもっと充実させた上で、車vs自転車・歩行者の事故では何が何でも車側に責任を取らせるという法律を改正すべきです。こうして万が一の事故の場合には一定の責任を負わせる事で自転車側の危機意識を向上させれば無駄な事故も減るでしょう。
交通弱者の保護という固定観念はこの際改めるべきだと思います。暴走している自転車はもはや弱者ではないのですから。

もし、「事故を減らす」というのは建前の話で、本当は「自転車専用レーンや専用信号の設置で道路整備に更なるお金を流す」事が真の目的なのであれば、今回の警察庁の決定もつじつまが合いますが…。





2 comments:

  1. そうですね。話が急すぎますよね。
    少し前に自転車で車道を走っていまして、後ろから私を追い越したワンボックスカーに幅寄せされました。防護柵とワンボックスに挟まれて非常に危険な目にあったんです。
    警察呼んで、最後には交通鑑識まで来て状況を確認。

    最後に警察官がひと言。
    「車も自転車も両方が悪い」

    私は車道の左側を大人しく走っていただけなのに。嫌がらせで幅寄せしてきた車両と同等に自転車にも責任があると。
    確かに逆走やノーブレーキの違反チャリも多いので賛否両論になるとは思いますが、チャリの安全確保をしたうえで車道に出ろと言ってもらいたいものです。
    長文失礼しました。

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  2. お久しぶりです!それにしても酷い話ですね!!

    「自転車が歩道を走ると歩行者との事故が多いので、車道を走ってもらうことにしたんです」と警察の偉い人が自慢げに言っている記事を読んだ事があります。自動車との事故の方が大ごとになるのは小学生でもわかるような気がしますが、役人とはそういうものなんですよね。結果ありきで理由を付けるから、理由が陳腐になってしまうのです。

    偉い人ですらその程度なので、ManFaiさんのケースに登場するような末端の警察官もそういう理解不明な判断しか出来ないのでしょうね。

    こういう中途半端な規則を作るから、中途半端にしか取り締まる事が出来ず、結果、ManFaiさんのような被害者が出てしまうんでしょうね。

    考えれば考えるほどイライラしてくるので、今日はこの辺で(笑)

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