April 28, 2011

消せるボールペン「フリクションボール」。消える仕組みは?元に戻すには?

消せるボールペン「フリクションボール」。
2007年の発売以来、全世界で1億本以上売れているそうです。

確かに「消せる」というのは一度使ってみると手放せない便利さがあり、僕も重宝しています。
ペン後部のラバーは全く減りませんし
消しくずも出ません
高温(60~65度)になると透明化するインクを使用していて、ペン後部のラバーでこすると摩擦熱でインクが消える仕組みだという事は知っていましたが、気になったのでもう少し詳しく調べてみました。

キーとなっているのは、3つの成分(①、②、③)入りのマイクロカプセルです。
①は単体では透明で、②とくっついた状態では有色に見える成分。常温では②と結合しています。ところが高温になると③が②を奪い取って結合してしまうため、①が透明になり「消えた」ように見えるそうです。


消し跡もなく綺麗に消えます。
あまり一生懸命こすると紙の裏面の文字も消えるので注意。

では逆に冷やすとどうなるかというと、冷凍庫やコールドスプレーでマイナス10~20度に冷やすと消したはずの文字が再び浮かび上がってきます。試しに冷凍庫に15分ほど入れておいたところ、8割程の濃さまで復元されていました。

子どもの頃にこれがあったら、間違いなく暗号ごっこをやっていたと思います。でも大人の世界は、「重要文書や履歴書などは受け取ったら一度冷凍庫に入れて不正をチェックする」なんて時代になるかもしれません(笑)

ちなみに、この温度によって色が変わるインクをペンにするには長年の試行錯誤と最新の技術が必要だったそうですが、色が変わるインク自体は30年以上も前からあるそうです。よく観光地で売ってるヌードマグカップ (女性の写真がプリントされていて、お湯を注ぐと服が透明になる) 等もこのインクを使用したものだそうです。

「なぜ観光地であれが売られているのか?」は依然として謎ですが、「なぜお湯で透明になるのか?」という疑問は意外なところでクリアになりました(笑)




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