February 22, 2010

「お勧めのビリヤード入門書は?」実践に値する数少ない入門書

初心者の方から「お勧めのビリヤード入門書は何ですか?」と聞かれるので、何冊かお勧めの本を紹介したいと思います。

ある程度上達していくうちにお気づきになると思いますが、よくあるビリヤードの入門書(How to本)には「あくまでも物理学上はそうなる」という机上の空論しか書かれていない場合がほとんどです。しかし、実際は力加減や撞点、スキッド・スロウの大小、湿度、ラシャ・クッションのコンディション等によってその都度異なってきますので、机上の空論通りのショットが出来る事はまず100%あり得ません。

机上の空論的な記述しかない本は、おそらく「最初から全てを教えると混乱するので、まずは物理的にはこうなるという部分だけ説明しておこう」というスタンスなのだと思います。ところが、「実際にはここに書かれている通りにはなりません」とは書けないので、その辺をあいまいに終わらせてしまっている本がほとんどです。中にはプロが監修しているにもかかわらず、その辺には一切触れていないような本もあります。

そんな中、机上の空論に留めず実戦でも活用できるよう丁寧に掘り下げて解説し、かつ初心者にも分かりやすく書かれている本があります。

人見 謙剛さんの「ザ・ビリヤードA to Z」です。


ベーシック編」、「プラクティス編」、「アプリケーション編」の3部作になっています。用語やルール、マナー等から始まり、キューの握り方や正しいフォーム等初心者に必要な知識を一通り学べる他、ポケットビリヤード(特に9ボール)の練習方法もたくさん掲載されていますので、中級者になるまで使う事出来るバイブルになるでしょう。

人見さんはビリヤード場を経営する傍らで、当時まだそれほど普及していなかったインターネットでこれらの本の元となるビリヤード解説を行い、カリスマ的存在になられた方です。ビリヤードの強国であるフィリピンにもお店をお持ちで、フィリピンのトッププロとも交流が深い方です。フィリピンに魅せられ、たしかフィリピン人の奥様と結婚されたはずです。(違ってたらすいません…。)人見さんのWebsiteには僕も当時はよくお世話になりました。

海外の本ではロバート・バーンの「ビリヤード スタンダードブック」、「ビリヤード アドバンスブック」、「ビリヤード コンプリートブック」辺りがお勧めです。前述の人見さんや、ビリヤード雑誌CUE'sで遠藤(弟)として有名な遠藤 智行さんが翻訳をされています。ポケットビリヤードに限らずスリークッション等のテクニックも載っていますので、人見さんの本より多少上級者向けかもしれませんが、球のバリエーションを増やす事が出来、お勧めです。もちろん机上の空論的な記述はありません。

これらの本である程度の知識を付けてから身近な上級者やプロのプレーを見ると、また違った視点で捉える事が出来るようになると思います。

もちろん「最初から全てを覚えるのは無理だから、とりあえず机上の空論だけ知っておきたい」という方もいるでしょうし、一概には言えませんが、僕は最初から実践的な記述が充実している本を選ぶのが上達への近道だと思います。
まさに「急がば回れ」です。

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