January 15, 2010

「観見二眼」とは?宮本武蔵の教えと現代ビジネス・日常の共通点

僕が座右の銘としている言葉、「観見二眼(かんけんにがん)」。

これは剣豪、宮本武蔵が60歳で完成させたとされる著作、五輪書(ごりんのしょ)に登場する言葉です。 地・水・火・風・空 の五巻からなる五輪書の水の巻にこんな記載があります。

「目の付けようは、大きに広く付くる目也。観見二つの事、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見る事、兵法の専也。」

これは簡単に言うと、「戦いの時は目は大きくくばる事。目には観の目と見の目があるが、観の目を強くし、見の目は弱くする。離れた所の動きを掴み、身近なものは離して見る事が兵法の上で最も大切である」というような意味です。元は仏教用語ですが今では一般的に、心で見るのが「観の目」、目で見るのが「見の目」だと解釈される事が多いようです。

何やら難しいので、僕は勝手に、「目に見えるものだけに頼らず、動きや変化に動じない心の目で本質を捕らえろ」と解釈しています。

実際に自分の目に見えているものの他に、100歩下がったところから風景の一部として見た自分を思い描く事で、「客観的に見た自分」を意識するようにしています。
もちろん戦う為ではありません(笑) ビジネスや日常生活においても通じる点が多いと感じているからです。

この解釈が正しいかどうかは宮本武蔵本人に聞かないと分かりませんが、このような自分なりの解釈を加える事でとても身近なものになったような気がしています。

ちなみに有名人では、中日ドラゴンズの落合監督が数年前にテレビの優勝インタビューで観見二眼について語っていたのを見た事があります。
「客観的な自分と主観的な自分を持つ事が、自分も教え子も伸びる秘訣だ」と言っていました。
僕はここ10年位野球はほとんど見ていませんが、人心掌握に長けてないと務まらない監督という職業の人が観見二眼についてコメントしていた事が興味深く、数年経った今でもとても強く印象に残っています。






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